社員インタビュー

Interview

ここには新しい農業を
めざす喜びがある。

栽培管理

榊原弘大

愛知県出身/2019年入社

みんなが楽しく農業できる仕組みをつくる。

私は、現場作業における人員の管理をメインに、ハウス内の改善作業や壊れた設備の修理など、さまざまな業務を担当。ハウス内環境を制御してトマトの状態管理を担当している社員と、各ハウスで作業の監督を行っている社員たちとの橋渡し役を担っています。うれし野アグリでは、たくさんのクルーがハウスでの栽培作業に従事。トマトの芽先位置が一定の高さになるように調整する「吊りおろし」と呼ばれる作業や「葉かき」と呼ばれる葉っぱを間引く作業など、トマトの生育状況に応じて日々さまざまな作業を行ってくれています。これらが円滑に進むよう、人員配置を定めてシフト管理を行うのが、私の役割。まずは、環境制御を担当している社員が立てた栽培計画をもとに、いつ、どんな作業が必要かを算出。そして、人員数を決定して、作業内容を振り分けていきます。うれし野アグリでは、創業以来、ハウス内の温度や湿度など、さまざまなデータを蓄積してナレッジの見える化に取り組んできました。しかし、私の入社当初、たとえば「この作業を行った場合、どれぐらいの時間がかかるのか」など、人が行う作業に関するデータ収集はまだまだ不十分な状態でした。そこで私は、日々の作業で稼働した人員数や作業時間などをデータベースに蓄積できるプロセスを整備。人の作業データを蓄積していくことで、より適切に人員配置ができるようになるのはもちろん、クルーのみなさん一人ひとりのがんばりを正しく評価できる仕組みづくりをめざしています。こうしてたとえば「この前より早くできるようにしよう」など、みんなが目標をもって、楽しく仕事に取り組んでもらえるように心がけています。

満点はない。だからこそ満点をめざす喜びがある。

トマト栽培に限らず、農業に満点はありません。植えたすべての種が芽を出し、すべてが害虫被害にあうことなくしっかりと育ち、すべてがおいしい実をつけるということは、まずありえないからです。ハウスなどを利用しない自然に任せた栽培方法の場合、種を植えたときを100点満点だとすると、収穫時には60点になっているということは決してめずらしいことではありません。そこで私たちはまず、天候などの環境に左右されない術として、ビニールハウスを用いることで60点を70点に、さらに最先端技術やデータを活用した分析により70点を80点にと、満点に近づけるための試行錯誤を実施。さまざまな工夫や努力で、現在うれし野アグリでは、高い収穫率を実現できていますが、それでも感覚的にはまだ平均85点。だからこそ私たちは、挑戦を続けています。たとえば私は大学時代、微生物工学を専攻していたため、そこで培った知識を活かして、害虫防除のために散布している薬剤に関して、「薬剤のどういった成分がどの虫にどう作用するのか」というところまで考慮して、散布するローテーションの見直しを提案。今年は害虫被害を大幅に減らすことに成功しました。しかし今年成功したこの方法が来年も成功するとは限りません。「雨が多いと病気になりやすいが、害虫は少なくなる。逆に、雨が少なければ病気は減るが、害虫が増える傾向がある」など、さまざまな要因を考慮して調整を続けていかなければいけません。毎年「満点に近づける調整」をしていくことは決して簡単なことではありません。しかし、だからこそ満点をめざす喜びがある。農業の大きなやりがいのひとつだと思います。

うれし野アグリのここがスゴイ!

  • 未来を見据えた、
    新しい農業を模索。

    うれし野アグリでは、LEDハウスの導入やバイオマスボイラーの活用など、最先端技術を活用した農業を展開。次代を見据えた取り組みにも積極的です。

  • みんなが
    トマトにアツい!

    社員はもちろん、クルーのみなさんもトマトに対する熱量が高い人ばかり。一人ひとりが「うれし野アグリのトマト」に誇りを持ち、率先して業務にあたってくれています。

  • 日本トップレベルの
    栽培ノウハウを保有!

    さまざまなデータ収集を行っているうれし野アグリ。再現性の高い安定した農業の確立までには、まだまだたくさんの分析が必要ですが、高い栽培技術を蓄積しています。

  • 挑戦に貪欲に。さまざまな
    ことにチャレンジできる。

    「失敗を恐れず、どんどん挑戦しよう」という風土が根付いている当社。日々の小さな改善点から、未来を見据えたチャレンジまで、挑戦しやすい環境が整っています。

Interview EXTRA EDITION

うれし野アグリは
多様性のある職場環境。
外国人スタッフも
正社員として働いています。

クワル・エビン

ネパール出身。日本の農業を学ぶため、2005年に訪日し、東京農業大学、同大学院にて博士号(国際バイオビジネス学)を取得。その後も、博士研究員として大学に在籍し、研究を続けていたが、研究を通して農業参入企業の分析・解析を行うなかで、当社を知り、2019年入社。実践総合農学会、日本農業普及学会会員。

ここには世界の新しい
農業のカタチがある。

私の母国・ネパールと日本は、広さや気候など、環境面で非常に似ているにも関わらず、農業事情に大きな差があります。ネパールでは、昔ながらの粗放的農業(※)がいまだに行われています。農業用機械や設備が普及しておらず、高軒高ハウスはおろか、ビニールハウスさえまだありません。「ネパールの農業事情を改善したい」と日本にやってきた私は、大学での研究を通して、ネパールの先を行く日本の農業にもまだ課題があることを知りました。そしてその課題に最先端技術で立ち向かい、海外への事業展開も見据えているといううれし野アグリに出会いました。会社の一員になった私は現在、実際の栽培作業をはじめ、データの収集などを担当していますが、大学での研究ではわからない、現場の経験に毎日とても充実しています。うれし野アグリでは栽培設備から栽培管理技術、トマト自体の研究まで、あらゆるアプローチで新しい農業に取り組んでいます。これらの取り組みをセットにして海外に展開できれば、ネパールをはじめ、発展途上国の農業事情の改善にも大きく貢献できるはず。うれし野アグリには、私の夢もつまっています。※粗放的(そほうてき)農業…ほとんど世話を焼かないような農法。収穫量は少なく、品質も良くないことが多いほか、栽培後の農地が弱ってしまい、持続性が低いなどの課題がある。